room of alchemy - 錬金術の部屋 -

selaのプロフ☆和田灑羅(sela/俗名:和田百合)☆株式会社SVT代表取締役。2011年より、「魔法の時間」というスピリチュアル・ワークショップを主宰中。

selaの知る不思議な世界のお話や魔術・錬金術・瞑想といった技術のお話を気の向くままに綴ってみました。誰かが何かに気付く場になってくれれば嬉しいです☆ ※アダカテにしているのは歴史・神話・宗教などの記事でそういうことに触れる必要があった場合や性魔術などの記事を書きやすくする(言葉の規制を受けにくくする)為の選択です。記事の内容はアダルトではありません。本来のカテゴリは魔術・錬金術・思想・哲学・歴史などを含むスピリチュアル系になります。※

第三の目の開き方

2015.06.29  13:44 初出

呼吸瞑想第5弾です。
…ですが、いきなりなタイトルになってます。
呼吸と第三の目がどうつながるんだ?って疑問がわいてるでしょうからw
まぁ、最後まで読んでいただければ「なるほどね」と理解できるでしょう。(タブンキット)

第三の目を知ってるかと問われれば、誰しも「知ってる!」って言うことでしょうね。
仏像とかの額にあるやつですよ。漫画とかアニメで額に目があったりするあれですよ。
開くととんでもない超能力(?)を発揮するっていうあれですよw
仏画とか二次画の類だと額にぱっくりと縦だったり横だったりの違いはあるけど
「目」が書かれてますけどねぇ実際はそんなのありません。
あれは「ものの喩え」での表現ですから。
では実際に第三の目はあるのかないのか?
ありますよ。ただ二次画のようないかにもな目とは違いますけどねぇ~^^;

第三の目は額に目としてあるものと思い込んでる方って意外と多かったりするんですよねぇ~
一部には修行をすればいずれ額が裂けて「目」が開くんだと信じてる方もいるようですしw
それ、錯覚ですから。宗教画とか二次画の弊害でしかないですから^^;
実際に額を触ってわかるように「目」らしきものなど影も形もないでしょう。
では第三の目って実際はなんなのよ?ってお話です。
「目」と言ってますけれど実際は体内のエネルギーが集約される点の一つです。
場所としては顔の中央線上、眉間と両目の間の範囲内になります。
座禅中の仏像が半眼で両目の間に意識を向けているように見えるのは
第三の目に集中しているからだと言われます。
一説によると第三の目と呼ばれる場所はその人の精神修養によっても変わると言われてます。
悟りに近い状態まで精神修養ができている人ほど下の位置にあり
できていない人ほど額寄りの上の方にあるというのです。真偽のほどは定かではありませんがw
それと、自分の顔に向けて人差し指の先を向け、両目を閉じた状態で指を顔に近づけたとき
指先が触れた場所がその人の第三の目の場所だという説もありますので
おおよその位置を把握する意味でやってみるのも悪くはないでしょう。
ということで、自分の第三の目がどこにあるかの目安ができたところで瞑想のお話に移りましょう☆

まずは目を閉じて自分の第三の目があると思われる場所に意識を集中させます。
最初は難しいかもしれません。目を閉じた状態で、ものが見えているときと同じように
第三の目の場所に視点を合わせるというのは。
ですが、タントラの書では「第三の目は注意力を餌とする」と言われるように
正しい場所に視点が合うほど他へ注意力を向けることが難しくなります。
まずはその場所を見つけることが第一段階になります。

視点が合うようになるとそこにまるでスクリーンでもあるかのように
いろいろな映像が映し出され始めることでしょう。
これを「メンタルスクリーン」と呼ぶこともあります。
いわゆる透視や遠隔視などといった才に恵まれた方はこのメンタルスクリーンの展開が
何の苦労もなくできる技量を持ち合わせていたってお話です^-^
…脱線したのでお話を戻します^^;
スクリーンに映し出される映像の多くは自分の思考です。
喜怒哀楽、欲望、願望といったものが際限なく映し出されることでしょう。
そして気づくはず。自分が観察者でありその思考に同化していないということに。
喩えるなら、夢を見ているときに「自分は夢を見ている」と理解し
その夢のお話を楽しんでいるのに近い状態です。
思考に影響されることのない自分をしっかり体感してください。
で、ここまでが下準備☆ここから先が本題になります。(オイ)

メンタルスクリーンが展開できるようになったところで呼吸に集中してみましょう。
ある時点で気づくはずです。呼吸に色があることに^^
ただの空気だと思っているそれは「気」と呼ばれるエネルギーでもあります。
いろいろな場所でこの瞑想をすることで色の違いに気付くはずです。
明るい色、暗い色、カラフルだったり、単色だったり…
次第に理解することでしょう。自分を元気にしてくれる色やそうでない色があることを。
その時々で自分が必要としている「色」が違うことも。
ただ空気…酸素と二酸化炭素…を呼吸によって入れ替えてているだけですが
それだけじゃないのだということに気付く時が来ます。
空気はただの媒体でしかなく、本当に取り入れていたものは別のものだったってことに。
「気」だの「プラーナ」だの「オーラ」だの「オルゴン・エネルギー」だの
いろんな名称で呼ばれてますけれどね。その辺は好きに呼んで下さいなw
一応、このブログの元ネタはタントラなのでここでは「プラーナ」と呼ぶことにしますけれど。
余談です。一度、このプラーナを空気を媒体とせず直接取り入れる方法を習得すれば
何百年でも生きれるようになるというお話もあります。
…真偽は定かではないので自分で体験してもらうしかないけれどw

プラーナを見ることができるようになったなら自分がそれで満たされるところを
そして全身にプラーナを浴びている様を想像して下さい。
それによって自分が変わっていくのを感じることができることでしょう。

更に応用編☆
第三の目と超能力が結び付けられているのは理由があります。
自分の意識が第三の目に集中している状態で想像したことは現実になりやすいのです。
古い中国の詩に胡蝶の夢というものがあります。
夢と現実の境界がわからなくなってしまった様を綴ったものですが
第三の目へ集中しながら何かを想像する訓練をした際の初期に同様のことが起こりやすくなります。
いずれその境界を理解したときに想像は現実であり現実は自分の夢だと理解できるでしょうね。
…ま、自己実現の一つの技法だとでも思ってください。
そのうちそれが意味するところを本質的に理解できるようになったとき
自分がどんな才を手に入れたかわかるでしょうから^^

ということで、このお話はこの辺でお茶を濁すことにするのであったった☆

非実在と実在…生きるとはどっち?

2015-06-25 11:52:24 初出

久々のギーターです。

今回もまたまためんどくちゃ~なお話です。

脳内混乱状態になるだろうなと思うので

できるだけ情報の交通整理できるように努力します><


今ここでこのお話を読んでる方への質問です。

生きていると思ってる今の現状は「実在」でしょうか「非実在」でしょうか?

大概の方は肉体をもって生きてることを「実在」と言わずに

何ていうんだと回答するのでしょうね。

実際、感覚として我々は肉体を持って生きている今しか知りません。

過去世、未来世、肉体を持たない存在で居る記憶が限りなく皆無なのですから

それも致し方ないことなんですけれどねぇ~

だからこそ、肉体を持って生きている「今」こそが実際に存在していることで

肉体を持たない世界や記憶にない過去世や未来世など存在していないものと

考えてしまうのはごくごく自然のことです。

ですが何やかんやで我々の感覚の中には輪廻転生とか

魂といった肉体を持たない存在を「ある」と認識してしまっているから

いろいろとめんどくちゃ~なお話になるのですw


さて「魂」の側から見てみましょう。

魂にとっては過去も未来も、そして肉体の有無も関係なくずっと存在しています。

クリシュナ君はそれをこんな風に喩えています。

魂が肉体を持たずに存在するのは裸でいるようなもので

肉体とはその時々のTPOに合わせて選ばれた衣服のようなものなのだと。

衣服は「物」としては存在するけれどそれ自体が意思をもって生きているわけではない。

生きているのはあくまでも「魂」という存在である。

ゆえに、実在とは永遠不滅の魂を言うのであって

着替えられる洋服のような肉体を持って生きていることは一過性のこと

つまりは「非実在」となるのだそうです。

あ~ややこしい><


まぁ~確かにそうなのかもしれませんね。

肉体としてみれば誕生と死は常に隣り合わせの存在ですけれど

魂としてみれば誕生も死も関係なくただずっと存在しているだけなんですからねぇ~


生物が他の生物を殺すと捉えるのは↑の魂の普遍不滅性を

知らないからだとクリシュナ君は言います。

だからと言って殺して良いとは言えないと思いますけど

それが今の肉体がなすべきことなのだとしたら…

う~んそこはもうしばらくグレーのままにしておくことにします^^;


ということでクリシュナ君の回答はまだまだ続くのであったった☆

イメージへの集中

2015-06-22 13:03:42 初出

今回も瞑想のお話といえなくもないのですが

前回までとはちょっと違います。

前回までは目に見えるもの、耳で聞こえるものへの集中でした。

今回は見えないものに集中する訓練です。

目を閉じて心の中に単純な図形をイメージしましょう。

できましたか?

丸や三角、四角などできるだけ単純な形を

ちゃんとイメージできるまで頑張ってみちゃって下さい。

簡単にできるかできないかは個人差もあることなので

どのくらいの訓練でできるようになるかは人それぞれです。

これができるようになれば今回の訓練は終了です^^

無の書はそれ以上のことを要求してないですしねぇw

だからと言ってここで終わったら怒られちゃうのは必至?

さすがに怒られるのは…なので応用編にいっちゃいます☆


イメージする図形をどんどん複雑にしていきましょう。

丸も単純な円ではなく2重、3重の円、その間隔も等間隔や

等比間隔にするなどより幾何学的なものにしていくこと。

三角形ならば正三角形、二等辺三角形、更にはそれらの重ね合わせ。

四角形なら正方形、長方形、台形、菱形など。

更には丸、三角、四角を組み合わせた魔方陣へと発展させていく。

より高度な訓練を望むなら単純な図形を回転させ立体をイメージする。

停止した図形が様々な角度に立体的に動くようになるところまで

イメージできるようになれば完璧じゃないかなぁ~

…弊害もなくはないですけどね^^;


昔(?)人数合わせで参加させられたセミナーで

暇で暇でつまらなくなり、すみっこで知り合いと強制トランス状態を作り出す

遊びを始めたことがありました。セミナー開いてる側の若い男性に見つかって

簡単に仕組みみたいなことを説明したら興味を持たれたというかw

結果、そのお兄さんはイメージで見えた光景というか

幾何学図形の華麗なまでの動きに感化されてしまい

セミナーどころではなくなったというか…仕事はいいの?と

こちらが何度か言わなきゃ脱線しまくる状態になっちゃったというか^^;

…selaぴょん的にはそんなになる程のことはしてないぞと言いたいのだが…

いずれにしても正確なユークリッド幾何学図形などを

立体化させ全方位から眺めるイメージができるようになれば

その美しさに感動することでしょう^-^


でもって更なる奥義(?)を付記するならば

視覚とイメージの集中をミックスさせることで

タロットなどのオラクルカードを使った瞑想へとつなげることもできます。

まずは視覚で1枚のカードの絵に集中する。

次第に、その絵の中の特にメッセージ性の強い部分が

勝手にイメージとして動き始めることでしょう。

それをどう読み解くかは、その訓練を実践している方の技量となりますがw


他にこんな応用編もw

今の世の中、魔道書を持ち歩いたりしてれば変な人だの

最悪は要注意危険人物みたいなレッテルを貼られかねないですからねぇ~。

魔方陣(タリスマン)の類は円と正方形、正三角形を

いくつか組み合わせて出来上がってますから

必要な時にはイメージの中でそういう図形を組み合わせれば…

ほら、いろんなことが起き始めちゃうんですよw

いろんな図形を組み合わせたときに何が起きるかは

各自で体験してみることをお勧めします^-^

中にはとんでもなくお役立ちなものから

めんどくちゃ~><なものまでいろいろとありますからねぇ~w


ということで…

めんどくさがりなselaぴょんにより具体的なことを聞いたりしないでねw

思わず目がキラキラするような報酬を積まれたら…その時はまた別のお話^^

ってことにしておくのであったった☆